
イタリアングレーハウンドの子犬(パピー) とっても可愛いですよね(#^^#)
イタリアングレーハウンドは穏やかで優しく、我慢強くストレスを溜めやすい面があります。
毛が少ないので寒さに弱く、寒い時期は徹底した防寒と、温かい自宅内でめいいっぱい遊んであげてくださいね^^
温かい時期はドッグランなどでたっぷりの運動をさせてあげて欲しいと思います
・トイレトレーニングは上手いこといきましたか?
・無駄に吠えていませんか?
・甘噛みを許していませんか?
・ちゃんと育てれるか不安になっていませんか?
しつけ本やインターネットで調べた通りにやっても、上手い事いかない事が多くないですか?......
日本で広まっているしつけ方の多くは、欧米から伝わってきたものが多く、欧米と日本とではペット事情が大きく違う事が原因だとも言われています。
※欧米は中型犬、大型犬が多く走り回れる環境が多い
※日本は小型犬が多く、ペットを育てる上での環境が悪い 等々......
1歳までのしつけは特に大事ですので、間違えると矯正する事が難しくなります。
『子犬しつけの基本』と、
『子犬を育てる上でよくある困った』の対策をまとめていますので、参考にしていってもらえたらと思います。
PR動物行動学の専門家、獣医による子犬育てプログラムの決定版とは?
子犬(パピー)育て方(しつけ方)の基本
今ではネットのおかげもあり、広く知れ渡っている事ですが、
基本とすべき考え方は『褒めて育てる』のが大切です。
上下関係で飼い主さんの方が立場が上だと分からせるために、叩いて怒るような事は無意味どころか逆効果です。
しつけの言葉を決める
家族でしつけの言葉を統一する必要があります。
『おすわり』『すわれ』『シット』などバラバラな言葉を使ってしまうと、混乱してしまい覚えることが出来ません。
褒め方
褒める時は大げさなぐらい褒めてあげるのが効果的です。
『褒める』
『なでる』
『えさ、おやつ』
『散歩』
『遊ぶ』
『かまってあげる』
これらの行動がワンちゃんにとってのご褒美ですが、おやつの与えすぎには注意してください。
※ドッグフードを食べなくなる。栄養バランスが崩れる。太る。おやつなしでは言う事を聞かなくなる。
あまり良い事はありません。ドッグフードをおやつ代わりにするか、安全性が高いおやつをドッグフードの10%以下までの少量にするようにしましょう。
いっぱい褒めて遊んであげるだけでも充分のご褒美になります^^
叱り方
低い声で。短く叱るのが◎です。
『め!』
『イケない!』
『だめ!』
犬同士で本気で怒る時はピタッと動きを止めます。同じように動きを止めて叱ると効果が高いです
叱る時の注意点

①問題行動をしたその瞬間に叱ってください。
時間差で叱っても何で怒られてるのか分からずに、混乱するだけになってしまいます。
問題行動をしてから3秒以内に怒るのが基本で、それを過ぎると意味がないとされています。
②名前と一緒に叱らない。
『〇〇ちゃん、イケない!』こういった叱り方をすると、名前を呼ばれると嫌な事があると学習してしまいます。
③手で叩いてしからない。
手で叩いて叱ると、手を怖がるようになってしまいます。
それはとても悲しい事ですので、絶対に気を付けて欲しいと思います。
子犬を育てる上でよくある困った事と、対策方法

ここからはワンちゃんを飼う上でよくある困った事と、その解決策をまとめていきます。
攻撃行動
噛みつく、威嚇などの問題行動の事を『攻撃行動』と称します。
青い矢印の部分を押すと詳細が開きます。
攻撃行動でよくあるトラブル
足に噛みついてきます
ワンちゃんにとって遊びになっています。
嚙まれた際に足をバタバタさせたり、追いかけ回すのは逆効果です。
『動きを止めて叱り、大げさな反応はしないようにする』
甘噛みの理由は?
1歳までの子犬は、歯がムズムズしています。
※乳歯が抜けて永久歯に入れ替わる4ヶ月~5ヶ月頃。
永久歯があごの骨に収まる6ヶ月~12ヶ月頃。
噛んで良いものを与えましょう。
どんな物が良いのかは犬種や月齢によって違うので、一概にこれが良いとは言えないのですが、噛みちぎっても大丈夫な安全なおもちゃが適切です。
中国産の白いゴム製みたいなおもちゃ(詳しくは控えます)など、安全とは言えない物もありますので、注意が必要です。
牛皮ガムや、『コング』などのゴム製おもちゃが基本となります。
甘噛みが酷いです
ワンちゃんの噛み加減は、本来他のイヌとの遊びで覚えるものですが、
ペットショップで育ち、他のワンちゃんとの交流が無かったワンちゃんは加減を知りません。
『痛い!と声をあげて背中を向け少しの間、無視するようにしましょう。』
大げさに反応して手をパタパタさせたり、我慢できるぐらいだからと放っておくと、ますます酷くなってしまいますので、
(噛むと遊んでくれなくなる)と覚えてもらうようにしましょう。
家族になつきません
お父さんだけに吠えます
色々な事例がありますが、上下関係で上だと分からせるために口を抑えたり、無理矢理仰向けにさせたりしていませんか?
マズルコントロール(顎を掴んだりして立場を分からせ、服従させる)は、しつけの基本として広く知られましたが、
ワンちゃんが恐怖を覚え、警戒するだけで逆効果になっている事例も多く見られます。
・上下関係で服従させるのは間違いで、
・信頼関係を結び、飼い主さんがリーダーシップを発揮するのが正解です。
まずは、高い声で名前を呼びながらおやつなどを与え(怖くないよ)と分かってもらう事から頑張っていきましょう^^
無視しているのに噛んできます
・普段からちゃんと構ってあげれてますか?
・(無視)のあと、根比べで負けていませんか?
ワンちゃんは純粋に(飼い主さんと遊びたい)とアピールしています。
甘噛みではなく、じゃれ噛みになります。
無視をしてるつもりでも、最終的に(仕方ないなぁ)と構ってあげると『構ってくれるまでアピールし続ければ良い』と学習してしまいます。
『短く低い声でNo!と叱り、部屋を去る』ようにしましょう。
飛びついたり、噛むと飼い主さんが居なくなると学習させるイメージで問題行動は改善されます。
また、遊び足りなくて欲求が溜まっている事も考えられますので、できるだけいっぱい遊んであげるのが理想ですね^^
特にダックスフンドは小型犬の中でも運動が好きなので、できるだけ走り回れる環境を作ってあげて欲しいと思います。
ブラッシングをしようとすると唸り(うなり)ます
・無理矢理ブラッシングしていませんか?
基本的に毛並みを整えるブラッシングは、ワンちゃんにとって意味が理解できません。
嫌がるからと言って抑えつけても逆効果です。
『ワンちゃんの好きなご褒美で釣りましょう』
例えばおやつが好きなワンちゃんなら、
①ブラシを見せる(おやつも見せる)
⇩
ブラシを当てる
②ブラシ・おやつを見せる
⇩
5秒だけブラシする
『ブラシするとおやつが貰える』と学習してもらうイメージで、慌てずに段階を踏みましょう。
自転車やバイクを追いかけ回します
『モーターパターン』と呼ばれる犬の本能によるもので、
『探す』
『追跡する』
『忍び寄る』
『追いかける』
『仕留める』
犬種によってモーターパターンは違いますが、生まれながらに備わっている習性ですので、無理に改善する事はできません。
本能が満たされる事での喜びは大きいですので、
フリスピーやボールを取りに行かせる遊びなどで、本能を満たしてあげましょう。
散歩中、他の犬を威嚇します
吠える事が正しい事と覚えている可能性があります。
一例ですが、
『吠える事の無かったワンちゃんが、他の犬に吠えられて吠え返した時に(大丈夫、怖くないよ)と言いながら撫でた』
これにより、吠える事が正しいと認識し、他の犬を見た際に吠えるようになった事例があります。
完全にボタンの掛け違いですね。。。
吠えた時に叱り、吠えなかった時に大げさに褒めてあげましょう。
フードボウルに近づくと唸ります
食いしん坊なワンちゃんにとって、ご飯は最大のイベントである場合があります。
『所有力関連攻撃』と呼び、大切なご飯を邪魔される事にとても警戒しています。
対策としては、
・他のイベントをたくさん作る(散歩・遊びなどなど)
・安心して食べれる環境にしてあげる
・飼い主さんが近づくと良い事が起きると学習してもらう
子犬の頃からドッグフードを食べてる時に近づき、もっと好きなもの(ウェットフード、ささみなど)を追加で与えるようにしておく。
ドライフードの場合、手で与えるのが理想です。(ハンドフィード)
不安恐怖行動
雷や車に怯える行動の事を『不安恐怖行動』と呼びます。
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不安恐怖行動でよくある困った事
他の犬を怖がります
社会科期と呼ばれる生後3週間~18週目にペットショップで過ごすなどで、他の犬とスキンシップを取っていなかった場合のワンちゃんによく見られます。
他の犬を見ると吠える場合は、
怖くなった衝動で吠え(吠えたら他の犬が居なくなった)と学習してしまっています。
無理矢理慣れさせる事は逆効果になりかねないですし、他の犬と関わらないようにするのがワンちゃんにとっての幸せかも知れません。
ストレスになりかねないですので、できだけ長い目で見て『吠えなかったらご褒美を貰える』と覚えてもらうようにしましょう。
子供を怖がります
ワンちゃんにとって、行動が予測できず声が大きい子供は天敵です。
子供にもみくちゃにされたなどの経験から、子供全体を警戒しています。
子供に協力してもらい、ワンちゃんが少しでも近づいたご褒美を与え、少しでも嫌なそぶりを見せたら再チャレンジといった風に少しずつ慣れさせるようにしましょう。
最終的に子供の手からおやつなどを与える事などで『子供に近づけば良い事が起きる』と学習してもらうイメージが大切です。
車に乗ると怖がります
車と嫌いな事(動物病院)が結びついている可能性があります。
『車に近づくと良い事がある』と学習してもらうために、
車のドアを開けたまま動かさずに、車の近くで遊びます。車に近づくとご褒美をあげる、車の中でおもちゃを与えて遊ぶようにするのが効果的です。
動物病院を怖がる
残念な事にワンちゃんは病院を嫌がりますよね。
動物病院で開催されている『パピークラス』などで楽しい場所と認識してもらったり、病院に行く日はイベントとし、頑張った日はご褒美などでたくさん褒めてあげましょう。
飼い主なのに怖がられます
『悪い事をしたら罰を与えなければならない』
そういった風に考えてしまっている飼い主さんに多い事例です。
(飼い主さんの手は苦しみが起こるもの)
(飼い主さんの声は怖いもの)
とても悲しいですよね......
恐怖でしつける事はできません。
(飼い主さんの言う通りにしていたら、嬉しい事が起こるもの)
(飼い主さんの手は良い事が起きる)
(飼い主さんの近くに居ると落ち着く、安心できる)
(飼い主さんの声は優しく温かいもの)
人間の子供と同じように、良くできた時に褒めまくるのを基本として、信頼関係を築きましょう。
子犬育ては(嫌な事を我慢させる)よりも(〇〇したら良い事が起こる)ようにイメージする(させる)のがとても大切です。
排泄問題
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食糞やトイレでよくある問題
トイレで用を足してくれません
・安心して用を足せる場所に置いていますか?
・ご飯を食べる場所の近くに設置していませんか?
ワンちゃんも、トイレの時は誰にも見られたくありません。
壁際や、落ち着く場所に設置しましょう。
窓際でも嫌がるワンちゃんも居ます。トイレの周りを壁で囲ってあげるのも効果的です。
また、フードボウルなど食事の場所が近くにあると嫌がりますので、出来るだけ離れた場所に設置するようにしましょう。
トイレの場所を覚えてくれません
ワンちゃんのトイレの前兆を見極め、トイレに誘導し、上手い事できた時に大げさに褒めてあげましょう。
トイレの前兆は、
ソワソワしている。寝起き。興奮した後。ご飯の後、お水を飲んだ後です。
トイレの場所まで歩いていくことが出来たら『シーシー』など声かけしてあげましょう。
そうする事で声かけとトイレが結び付き、条件反射でトイレができるようになります。
声かけ時の注意点として、トイレの最中はジロジロ見ないようにしてください。
隠れておしっこやうんちをします
排泄の時叱ると『トイレ=嫌な事』が結び付き、飼い主さんの見ていないところで、トイレをするようになってしまいます。
トイレは良い事が怒るものと覚えてもらうように、良くできた時は大げさに褒める。
上手く行かなくても叱らずに、広い目で辛抱強く頑張って欲しいと思います。
食糞(うんちを食べます)
好奇心旺盛な子犬にとって、食糞は自然な事でもあります。
ヒマな時、好奇心、お腹が空いた時に食べてしまいます。
ここで気をつけて欲しいのが、大げさな反応をする事です。
『うんちを食べると遊びが始まる』と学習してしまえば、食糞が酷くなります。
対策としては、うんちをしたらすぐにおもちゃなどで気をそらし、ワンちゃんに気づかれないようにうんちを処分しましょう。
イタリアングレーハウンドを飼っていてよくある困った事は?

イタリアングレイハウンドは(猫に近い性格)とも言われていて、自分が良いと思った行動を、思うがままに行動する節があります。
『しつけにくい』部分がありますが賢い犬種ですので、
たっぷりの運動とスキンシップを取り、しっかりとストレスを発散させながら、信頼関係を築いていきましょう。
(噛みつく)(吠える)
などで困っている場合は、ストレスが溜まっている原因を見つけ、発散させてあげるのが近道です。
都会だと走り回らせてあげるのも大変だとは思いますが、ワンちゃんが喜ぶ事をたっぷりしてあげてストレスを発散させてあげて欲しいと思います。
犬種や月齢に合わせたサポートは、とても役に立ちます
しつけ方、育て方の基本としては、全犬種同じで良いと思いますが、モーターパターン(本能による行動)などは犬種によって大きく違います。
犬種、月齢に合わせた育て方を知ることはとても大切な事ですが、
本やインターネットでは犬種や月齢に合わせたしつけ方、安全なおもちゃなどの情報はほとんどありません。
動物行動学の専門家(問題行動、しつけ方の専門)、動物病院の院長さんが犬種、月齢に合わせてサポートしてくれる子犬育て支援プログラムなるものが話題になっていますので、
1歳までの大切な期間を失敗しないためにも、専門家のサポートを受けてみませんか?
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イタグレの特徴、性格、平均体重など
『グレーハウンド』を小型化した犬種
元々は上流階級のペットとして飼育されていたグレーハウンド。
日本では(イタグレ)の通称で親しまれています。
特徴
通常は首を延ばして頭を上げ、小鹿が跳ねるように前肢を高く上げて下ろすという、気品ある歩き方をします。
走る時はグレイハウンド譲りのスタイルで、両手両足を揃えて飛ぶように走ります。
耳の形は、横に垂れる形と、立ち耳の個体がいます。
性格
イタグレの性格は繊細で、感受性が強く気性は穏やかで、優しい性格です。
我慢強くストレスを溜めやすい性格とも言われています。
攻撃せずに逃走する方法で身を守ります。
飼い方
毛が短く寒さに弱いので、健康管理のために服を着せている飼い主さんも多いです。
北海道などの寒い地域でも飼われている方も居ますし、問題はありませんが、寒さに弱い犬種です。
運動が大好きなので、特に温かい季節はドッグランなどで、めいいっぱい走り回らせてあげたいとことです。
気を付けたい病気
運動が大好きな犬種なのに、骨が細いですので、骨折が多い特徴があります。
高い場所からのジャンプをしないように目を見張り、特に子犬のうちは魚入りのドッグフードなどで丈夫な骨を作っておくようにしてあげて欲しいと思います。
イタリアングレーハウンドの子犬(パピー)に最適のドッグフードの選び方
平均体重
体高32~38cm、体重は5kg
原産国・グループ
原産国・イタリア
グループ・10G(視覚ハウンド)
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